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現状と実績

重粒子線治療の概況
先進医療承認、短期治療の確立により患者数が急増

【治療患者数】15,000人以上の治療を実施

放射線医学総合研究所病院の重粒子線治療装置HIMACにおいて、1994年に臨床研究が開始されて以来、2016年2月現在、9766名の治療が行われています。 近年は特に登録患者数が急増していますが、この背景としては、①2003年に国の「高度先進医療」(現在の「先進医療」)として承認されたこと、②照射法が確立し、円滑に治療が実施できるようになったこと、③重粒子線の医学的特性が明らかになり、患者さま1人当たりの治療回数、期間が大幅に短縮された の3点があげられます。
現在は治療施設として兵庫県立粒子線医療センター(2002年より炭素線治療開始)、群馬大学 重粒子線医学センター(2010年開設)、九州国際重粒子線がん治療センター(愛称 SAGA HIMAT;2013年より治療開始)そして神奈川県立がんセンター(2015年12月開設)が加わり、5施設合計で15,000人以上が治療を受けられています。

1970年代末より、アメリカのローレンス・バークレー研究所(LBL)で、既存の原子核実験用に建設された加速器を利用して、重粒子線治療の先駆的研究が行われました(現在は閉鎖)。その後、日本の放射線医学総合研究所(放医研)により、世界初の医療専用装置による本格的な臨床研究が開始され、約15,000名(2016年5月現在)の治療実績を経て、重粒子線治療は有効性の高い低侵襲治療として成長し、世界に認められるようになりました。

登録患者数の推移(放射線医学総合研究所)
登録患者数の推移(放射線医学総合研究所)

【がん種別治療実績】前立腺がんが最多、先進医療制度適用が半数

登録患者のがん種別の内訳としては、「前立腺がん」が最も多く(25.8%)、次いで「総合」(18%)、「骨・軟部がん」(11%)、「頭頚部がん」(10.6%)などが主となっています。
2003年10月に国の「高度先進医療」(現在の「先進医療」)の承認を受けたことにより、現在の累計で64%の症例が先進医療にて行われています。

放射線医学総合研究所における重粒子線治療の登録患者数 1994年6月~2016年2月

放射線医学総合研究所における重粒子線治療の登録患者数

【参考資料】量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所